こういう検証も楽しい。
3Dプリンターはプラスチックを溶かしながら
形を作っていく関係上、「糸引き」という問題が発生します。
自分が好んで使っているPETGという素材は糸引きが出やすいので
どの設定なら抑えられるか検証してみました。
これは出力温度でどのくらい差があるかを比べたもの。
左から215℃、220℃、225℃、230℃、240℃。
240は酷すぎるので途中で出力を止めました。
215と220は糸引きが無くて状態が良い感じがしますね。
これを踏まえて次の画像ですが
右はきれいに出力されてるのに対し
左はスカスカで明らかに成形不良。
これのそれぞれの温度は
右の成功が240℃
左の失敗は215℃。
最初の比較で糸を引かなかったのは
そもそも温度が足りず溶け切っていないだけ
ということのようです。
Thingiverseで見つけたモデルを220℃で出力。
糸引きは見られず、ヤスリがけなどの後処理無しでこの状態なので
かなり良く出力出来たと思ったんですが
よくよく見ていくと温度不足からくる接着ミスの
隙間があって強度に不安があります。
240℃で再挑戦。
220℃の方は時間の節約のため80%サイズにしてました。
左が80%で1時間半、右が100%で3時間。
極々細かい糸引きはあったものの
目立った成形不良は無く
かなりしっかりと出力されました。
まずツヤが全然違いますね。
きちんと溶けて密着している証拠です。
中が空洞になるように出力したので
おそらく中ではかなりの糸引きが発生してると思いますが
見えなければ問題無しです。
以上の結果から、重視すべきは成形精度で
ある程度の糸引きは我慢して後処理でなんとかする。
今回、設定を詰められたことで
フィギュアの胴体に関してはイケそうだと感じています。
次はいよいよ髪ですね。
細かい凹凸がどうなるか見てみたいと思います。
形を作っていく関係上、「糸引き」という問題が発生します。
自分が好んで使っているPETGという素材は糸引きが出やすいので
どの設定なら抑えられるか検証してみました。
これは出力温度でどのくらい差があるかを比べたもの。
左から215℃、220℃、225℃、230℃、240℃。
240は酷すぎるので途中で出力を止めました。
215と220は糸引きが無くて状態が良い感じがしますね。
これを踏まえて次の画像ですが
右はきれいに出力されてるのに対し
左はスカスカで明らかに成形不良。
これのそれぞれの温度は
右の成功が240℃
左の失敗は215℃。
最初の比較で糸を引かなかったのは
そもそも温度が足りず溶け切っていないだけ
ということのようです。
Thingiverseで見つけたモデルを220℃で出力。
糸引きは見られず、ヤスリがけなどの後処理無しでこの状態なので
かなり良く出力出来たと思ったんですが
よくよく見ていくと温度不足からくる接着ミスの
隙間があって強度に不安があります。
240℃で再挑戦。
220℃の方は時間の節約のため80%サイズにしてました。
左が80%で1時間半、右が100%で3時間。
極々細かい糸引きはあったものの
目立った成形不良は無く
かなりしっかりと出力されました。
まずツヤが全然違いますね。
きちんと溶けて密着している証拠です。
中が空洞になるように出力したので
おそらく中ではかなりの糸引きが発生してると思いますが
見えなければ問題無しです。
以上の結果から、重視すべきは成形精度で
ある程度の糸引きは我慢して後処理でなんとかする。
今回、設定を詰められたことで
フィギュアの胴体に関してはイケそうだと感じています。
次はいよいよ髪ですね。
細かい凹凸がどうなるか見てみたいと思います。